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Billy Joelが好きです。

Billy Joel - Streetlife Serenader 和訳

邦題は、ビリー・ジョエル「街の吟遊詩人は…」です。

曲について

1974年に発売された3rd album「Streetlife Serenade」に収録されています。また1981年に発売されたライブアルバム「Songs in the Attic」にも収録されています。有名になる前の楽曲集ですがこちらも素晴らしいアルバムです。
表題曲ですが見過ごされがちかもしれません。日ごろ街中で演奏している音楽家を称賛というには言い過ぎかもしれませんが称える内容でアイゼンハワーの子ども達という言葉が出てくる事からもおそらくビリーが幼少期に見た情景なんだと思います、これだけの歌にするのですから強く印象に残っていたのでしょう。一方で夜に必死に賃金を稼ぐ音楽家を"Midnight masquerader"としているのはロマンチックな表現だと感じます、しかし現実は厳しく街中で演奏しているような音楽家は往々にして貧しい生活を強いれています。それでも音楽で私たちの生活を彩ってくれる音楽家には感謝しかありませんね。音楽的にはドビュッシーを意識したそうで、確かにクラシックの雰囲気を感じますがアレンジは壮大でありながら地に足がついたようにしっかりと感情を掴みに来ます。詩や音楽はよく語られるのですが声や歌について語られる事が比較的少ないように感じます、パワフルでありながら時にソフトに楽曲に合わせた巧みなボイスコントロールは見事でビリー・ジョエルの楽曲を独特かつ特別にしている要因だと考えます。この曲が見過ごされてしまうなんて本当にもったいない、本当に素晴らしい楽曲です。

和訳全文

街角の音楽家
ステージで歌ったことはない
オーケストラを必要としない
メロディーを容易く作る

夜な夜な働く人々
ショッピングセンターのヒーロー
アイゼンハワーの子供
新しい世界を祝う人々

街角の音楽家達は
言葉がどのように語られ
動きがどう作られるのか
よく理解している

街角の音楽家達は
義務感に迫られず
壮大な幻想を持たない
刺激も必要としない

夜な夜な働く人々
賃金を得るため必死に働く
彼らは音楽を奏でるのに
広い場所を必要としない

対訳

Streetlife serenader
Never sang on stages
Needs no orchestration
Melody comes easy

街角の音楽家
ステージで歌ったことはない
オーケストラを必要としない
メロディーを容易く作る

Midnight masquerader
Shoppin' center heroes
Child of Eisenhower
New world celebrator

夜な夜な働く人々
ショッピングセンターのヒーロー
アイゼンハワーの子供
新しい世界を祝う人々

Streetlife serenaders
Have such understanding
How the words are spoken
How to make the motions

街角の音楽家達は
言葉がどのように語られ
動きがどう作られるのか
よく理解している

Streetlife serenaders
Have no obligations
Hold no grand illusions
Need no stimulation

街角の音楽家達は
義務感に迫られず
壮大な幻想を持たない
刺激も必要としない

Midnight masqueraders
Workin' hard for wages
Need no vast arrangements
To do their harmonizing

夜な夜な働く人々
賃金を得るため必死に働く
彼らは音楽を奏でるのに
広い場所を必要としない