good words

Billy Joelが好きです。

Billy Joel - It's Still Rock and Roll to Me 和訳

邦題は、ビリー・ジョエル「ロックンロールが最高さ」です。

曲について

1980年に発売された7th album「Glass Houses」に収録されています。

とても皮肉が効いていて面白く、そして楽しい楽曲です。80年に発表されたという事で時代背景的には60年代に生まれたロックが70年代に多くの若者が参加し様々な工夫をして新しいロックミュージックを開拓し多様化複雑化した時代でした。曲の中にも出てくるファンクやパンクは70年代の中頃から流行り次に70年代後半から80年代前半はニューウェイブの時代で、そんな時代に「It's Still Rock and Roll to Me」がシングルカットされ全米1位を獲得したのは興味深いです。シンプルなビートに合わせて歌われる歌詞は時代遅れの人物とアドバイスをするナレーターによって問答形式の会話があり、50年代の車や服の流行りが言及されます、50年代といえばロックンロールが誕生した時代ですね。詳細は分からずとも何となく分かるものが多いのですがサイドワインダーだけは分からず調べたら50年代頃に流行ったスリッポンタイプの靴なんだそうです。ボー・ブランメルはダークスーツの原型を作ったとも言われオシャレの象徴とされている1800年代前半頃の人物なんですね。歌詞中に登場するものを調べていても楽しいです。最後には結局、必要なのは容姿と金だと言及されますが、まぁそうですね。つまりこの曲が何が言いたいかと言うと流行りを追ったり作ろうとするメディアに対する皮肉と批判なんですね。ビリー・ジョエルの生の部分が見れて凄く好きです。これぞロック、ロックンロールとしてのビリーだと思います。レイ・チャールズもビリーの曲でこの曲が好きだと言っていましたね。スタジオで撮影されたMVもエルヴィス・プレスリーの真似をしていたり面白いです。

和訳全文

俺の着てる服がおかしいって?
「ネクタイの幅が広すぎない?」
タブカラーシャツでも買うといいかな?
「ジャイブの時代にようこそ
最近までどこにいたんだ、ハニー?
大金を払ってまでダサい格好するの?」
誰もが新しいサウンドについて話している
笑える、俺にはまだロックンロールだ

俺が乗ってる車がどうしたって?
「時代遅れだって分からないの?」
ホワイトウォールタイヤでも買うといいかな?
「ミラクル・マイルをクルーズするつもり?
最近は感傷的になるような時代でもないし
ベイビーブルーのコンチネンタルがベストだよ」
ホットなファンク、クールなパンク、たとえ古いジャンクでも
俺にはまだロックンロールだ

新聞に何を書かれたって問題じゃない
それはずっと昔からある光景なんだ
新しいバンドが街にいたって
若者向けの雑誌からは音楽が聞こえてこない

ピンクのサイドワインダーに
明るいオレンジのパンツなんてどう?
「少しでもチャンスがあれば
ボー・ブランメルにだってなれるんだ
新しいスピーカーに無駄な金を使わず
安いスニーカーならもっと経験が得られる」
次の段階、ニュー・ウェーブ、ダンスブーム、いずれにせよ
俺にはまだロックンロールだ

俺のファンがどうしたって?
「彼らの感覚がずれてることが分からないの?」
時代に沿ってみんなに合わせた方がいいかな?
「そう思ってるなら、考えすぎだよ
ハニー、新しい流行りを知ってる?
君に必要なのは容姿と大金だけだ」
次の段階、ニューウェーブ、ダンスブーム、いずれにせよ
俺にはまだロックンロールだ
みんな新しいサウンドについて話してる
笑える、俺にはまだロックンロールだ

対訳

What’s the matter with the clothes I’m wearing?
“Can’t you tell that your tie’s too wide?”
Maybe I should buy some old tab collars?
“Welcome back to the age of jive
Where have you been hidin’ out lately, honey?
You can’t dress trashy till you spend a lot of money”
Everybody’s talkin’ ’bout the new sound
Funny, but it’s still rock and roll to me

俺の着てる服がおかしいって?
「ネクタイの幅が広すぎない?」
タブカラーシャツでも買うといいかな?
「ジャイブの時代にようこそ
最近までどこにいたんだ、ハニー?
大金を払ってまでダサい格好するの?」
誰もが新しいサウンドについて話している
笑える、俺にはまだロックンロールだ

What’s the matter with the car I’m driving?
“Can’t you tell that it’s out of style?”
Should I get a set of white wall tires?
“Are you gonna cruise a miracle mile?
Nowadays you can’t be too sentimental
You best bet’s a true baby blue Continental”
Hot funk, cool punk, even if it’s old junk
It’s still rock and roll to me

俺が乗ってる車がどうしたって?
「時代遅れだって分からないの?」
ホワイトウォールタイヤでも買うといいかな?
「ミラクル・マイルをクルーズするつもり?
最近は感傷的になるような時代でもないし
ベイビーブルーのコンチネンタルがベストだよ」
ホットなファンク、クールなパンク、たとえ古いジャンクでも
俺にはまだロックンロールだ

Oh, it doesn’t matter what they say in the papers
‘Cause it’s always been the same old scene
There’s a new band in town
But you can’t get the sound from a story in a magazine…
Aimed at your average teen

新聞に何を書かれたって問題じゃない
それはずっと昔からある光景なんだ
新しいバンドが街にいたって
若者向けの雑誌からは音楽が聞こえてこない

How about a pair of pink sidewinders
And a bright orange pair of pants?
“You could really be a Beau Brummel baby
If you just give it half a chance
Don’t waste your money on a new set of speakers
You get more mileage from a cheap pair of sneakers”
Next phase, new wave , dance craze, anyways
It’s still rock and roll to me

ピンクのサイドワインダーに
明るいオレンジのパンツなんてどう?
「少しでもチャンスがあれば
ボー・ブランメルにだってなれるんだ
新しいスピーカーに無駄な金を使わず
安いスニーカーならもっと経験が得られる」
次の段階、ニュー・ウェーブ、ダンスブーム、いずれにせよ
俺にはまだロックンロールだ

What’s the matter with the crowd I’m seeing?
“Don’t you know that their out of touch?”
Should I try to be a straight ‘A’ student?
“If you are then you think too much
Don’t you know about the new fashion honey?
All you need are looks and a whole lotta money”
It’s the next phase, new wave , dance craze, anyways
It’s still rock and roll to me
Everybody’s talkin’ ’bout the new sound
Funny, but it’s still rock and roll to me

俺のファンがどうしたって?
「彼らの感覚がずれてることが分からないの?」
時代に沿ってみんなに合わせた方がいいかな?
「そう思ってるなら、考えすぎだよ
ハニー、新しい流行りを知ってる?
君に必要なのは容姿と大金だけだ」
次の段階、ニューウェーブ、ダンスブーム、いずれにせよ
俺にはまだロックンロールだ
みんな新しいサウンドについて話してる
笑える、俺にはまだロックンロールだ