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Billy Joelが好きです。

Billy Joel - Scenes from an Italian Restaurant 和訳

邦題は、ビリー・ジョエル「イタリアン・レストランで」です。

曲について

1977年に発売された5th album「The Stranger」に収録されています。

過去に出演したテレビ番組(Tube)でTOP5を紹介した際に1位にこの曲挙げていました、おそらくファンからの人気でもTOP5には入るのではないでしょうか、私も大好きな曲です。

ゆっくりとしたイントロから始まりだんだんとペースを挙げディキシーランド・ジャズ調に変わりピアノ・ソロを挟みロックンロールサウンドへ移行しブレンダとエディの話が終わるとまたペースが下がり優美なエンディングを迎え余韻と共に終わります。時間にすると7分36秒でビリーの曲では最長なんですが全然飽きないんですよね。各セクションで聞こえてくる音も違ってどこを取っても楽しくて音楽っていいなって思えて特にライブでは楽器の音がそれぞれ主張していて間奏部分でサックスとピアノがぶつかり合う所なんて最高だなってそれでもどちらも負けておらず喧嘩してるわけでもなくこれがセッションかと身体が熱くなります。2021に公開されたMVも物語が視覚的に分かりやすくなっているので是非見ていただきたいです。その物語は男性と女性がイタリアンレストランで若かった頃を回想しブレンダとエディという学生時代のスターである二人の話を懐かしむという話になっており、学生時代に上手い事やっていた二人が大人になり結婚しますが、それまでとは違う生活に順応出来ず離婚してしまうというやや苦い話ですがブレンダとエディはその後もきっと上手いこと自分の道を探して進んでいるのだと思います。音楽も楽しいんですが物語もよく出来ていて面白いんですよね。楽曲がこういった構成になったのも初めはブレンダとエディのバラードという曲を目指していたそうですが納得のいく出来にならず悩んでいた時にビートルズアビーロードにあるB面のメドレーから着想を得ていくつかのパターンの曲を組み込む曲を作ったのだそうです。冒頭の“A bottle of white, a bottle of red”という箇所は実際にイタリアンレストランに行った時に聞かれた事を取り入れたそうです。

和訳全文

白ワイン、赤ワイン、あるいはロゼワイン
昔なじみの店で通りに近いテーブルで
僕と君とで向かい合った席

赤ワイン、白ワイン、すべて君の気持ち次第
僕らのイタリアンレストランで
いつでも君の都合の良い時に会いましょう

最近は物事がうまくいってて
良い職場を手に入れて仕事も順調なんだ
新しい嫁さんもいて新しい生活を始めて
家族も元気にしてる
僕らはずっと連絡を取ってなかったね
君は痩せたように見える
これだけ時間が経って
こんなに綺麗になってるなんて知らなかった

ヴィレッジ・グリーンに入り浸ってたあの頃を思い出すよ
エンジニアブーツにレザージャケット、タイトなブルージーンズ
ジュークボックスに10セント硬貨を入れて
ニューオリンズを歌った音楽を流していた
冷たいビールに熱いライト
僕の甘いロマンチックな10代の夜だった

ブレンダとエディは人気のカップルで
プロムではキングとクイーンだった
車の屋根を下げてラジオをかけながら走り回ったっけ
パークウェイダイナーでは誰よりも見栄えがよくて注目されていた
僕らは人生でそれ以上のことがあるなんて考えられなった
きっとブレンダとエディは生き残り方をいつだって分かったいたんだ

ブレンダとエディは75年の夏もまだ交際を続けていた
7月の終わりに結婚すると決断したって聞いたとき
みんな彼らはどうかしてると言ってた
「ブレンダは怠けすぎだし、エディはそんな生活に耐えられない」
しかし、僕らはブレンダとエディに別れを告げた

彼らはパイル生地のカーペットを敷いたアパートを借りて
シアーズでいくつかの絵画を購入した
高価なウォーターベッドも買った
二人は数年前から貯金を始めていた
生活が厳しくなってきて喧嘩したり
涙を流すなんて思いもしていなかった

しばらくはとても良いスタイルで暮らしていたけど
結局そういうのはいつも同じような終わりを迎える
彼らは当然のように離婚し、最も親しい友人と別れ
キングとクイーンはヴィレッジ・グリーンに戻ったが
もう二度とあの頃に戻ることは出来なかった

ブレンダとエディは75年の夏にはもう
良いことから悪いこと、そしてショーの終わりまで
一生分の経験をした
彼らはグリーサーズには戻れなかった
彼らに出来ることは現実を受け入れて歩きだすことだった
僕らはこの二人が必ず道を切り開ける事を知っている
ブレンダとエディについては聞いたのはそこまで
これ以上話せる事はもうないから
ブレンダとエディには手を振ってお別れしよう

赤ワインと白ワイン
今夜はどんな気分なんだろう
私たちのイタリアンレストランで
いつでも君の都合の良い時に会いましょう

対訳

A bottle of white, a bottle of red
Perhaps a bottle of rose instead
We'll get a table near the street
In our old familiar place
You and I–face to face

白ワイン、赤ワイン、あるいはロゼワイン
昔なじみの店で通りに近いテーブルで
僕と君とで向かい合った席

A bottle of red, a bottle of white
It all depends on your appetite
I'll meet you any time you want
In our Italian Restaurant.

赤ワイン、白ワイン、すべて君の気持ち次第
僕らのイタリアンレストランで
いつでも君の都合の良い時に会いましょう

Things are okay with me these days
Got a good job, got a good office
Got a new wife, got a new life
And the family's fine
We lost touch long ago
You lost weight
I did not know
You could ever look so good after
So much time.

最近は物事がうまくいってて
良い職場を手に入れて仕事も順調なんだ
新しい嫁さんもいて新しい生活を始めて
家族も元気にしてる
僕らはずっと連絡を取ってなかったね
君は痩せたように見える
これだけ時間が経って
こんなに綺麗になってるなんて知らなかった

I remember those days hanging out
At the village green
Engineer boots, leather jackets
And tight blue jeans
Drop a dime in the box play the
Song about New Orleans
Cold beer, hot lights
My sweet romantic teenage nights

ヴィレッジ・グリーンに入り浸ってたあの頃を思い出すよ
エンジニアブーツにレザージャケット、タイトなブルージーンズ
ジュークボックスに10セント硬貨を入れて
ニューオリンズを歌った音楽を流していた
冷たいビールに熱いライト
僕の甘いロマンチックな10代の夜だった

Brenda and Eddie were the popular steadies
And the king and the queen of the prom
Riding around with the car top down and the radio on
Nobody looked any finer
Or was more of a hit at the Parkway Diner
We never knew we could want more than that out of life
Surely Brenda and Eddie would always know how to survive.

ブレンダとエディは人気のカップルで
プロムではキングとクイーンだった
車の屋根を下げてラジオをかけながら走り回ったっけ
パークウェイダイナーでは誰よりも見栄えがよくて注目されていた
僕らは人生でそれ以上のことがあるなんて考えられなった
きっとブレンダとエディは生き残り方をいつだって分かったいたんだ

Brenda and Eddie were still going steady in the summer of '75
When they decided the marriage would be at the end of July
Everyone said they were crazy
“Brenda you know you're much too lazy
Eddie could never afford to live that kind of life.”
But there we were wavin' Brenda and Eddie goodbye.

ブレンダとエディは75年の夏もまだ交際を続けていた
7月の終わりに結婚すると決断したって聞いたとき
みんな彼らはどうかしてると言ってた
「ブレンダは怠けすぎだし、エディはそんな生活に耐えられない」
しかし、僕らはブレンダとエディに別れを告げた

They got an apartment with deep pile carpet
And a couple of paintings from Sears
A big waterbed that they bought with the bread
They had saved for a couple of years
They started to fight when the money got tight
And they just didn't count on the tears.

彼らはパイル生地のカーペットを敷いたアパートを借りて
シアーズでいくつかの絵画を購入した
高価なウォーターベッドも買った
二人は数年前から貯金を始めていた
生活が厳しくなってきて喧嘩したり
涙を流すなんて思いもしていなかった

They lived for a while in a very nice style
But it's always the same in the end
They got a divorce as a matter of course
And they parted the closest of friends
Then the king and the queen went back to the green
But you can never go back there again.

しばらくはとても良いスタイルで暮らしていたけど
結局そういうのはいつも同じような終わりを迎える
彼らは当然のように離婚し、最も親しい友人と別れ
キングとクイーンはヴィレッジ・グリーンに戻ったが
もう二度とあの頃に戻ることは出来なかった

Brenda and Eddie had had it already
By the summer of '75
From the high to the low
To the end of the show
For the rest of their lives
They couldn't go back to the greasers
The best they could do was pick up the pieces
We always knew they would both find a way to get by
That's all I heard about Brenda and Eddie
Can't tell you more than I told you already
And here we are wavin' Brenda and Eddie goodbye.

ブレンダとエディは75年の夏にはもう
良いことから悪いこと、そしてショーの終わりまで
一生分の経験をした
彼らはグリーサーズには戻れなかった
彼らに出来ることは現実を受け入れて歩きだすことだった
僕らはこの二人が必ず道を切り開ける事を知っている
ブレンダとエディについては聞いたのはそこまで
これ以上話せる事はもうないから
ブレンダとエディには手を振ってお別れしよう

A bottle of red, and bottle of white
Whatever kind of mood you're in tonight
I'll meet you anytime you want
In our Italian Restaurant.

赤ワインと白ワイン
今夜はどんな気分なんだろう
私たちのイタリアンレストランで
いつでも君の都合の良い時に会いましょう